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代り役

かわりやく
名詞
1
標準
substitute actor
文例 · 用例
「もう一つ不思議なことは、紋作と冠蔵が一度に居なくなったので、芝居の方では急に代り役をこしらえて、いよいよ十二月の初めから初日を出すと、三段目の幕が今明くという時に、師直と判官の首が一度にころりと落ちたそうです。
人形使い 半七捕物帳 青空文庫
鎧、兜、陣羽織、着付の揃いは元よりのこと、馬もお揃い、馬具もお揃い、葵の御定紋もまた同じくお揃い、敗軍お旗本総崩れの場合があったら、いずれがいずれと定めがたい同じいで立ちのその百騎の中へ将軍家がまぎれ入って、取敢えず安全なところへ落ち伸びるための、お身代り役なのです。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
そのなかでわたしの記憶に残っているのは、求古会のある人が彼にむかって、今度の代り役の義経は本役よりも評判が好いようだと言うと、菊五郎は急に真面目になって、「ほんとうですかえ、本当ですかえ。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
もしその代り役が自分の弟の家橘でなかったならば、彼はなんと言ったか。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
いずれにしても、弟が自分の代り役をつとめて、自分よりもかえって好評であるというのを聞いて、ひどく嬉しそうな笑顔をみせていた彼に対して、わたしは決して悪い感じを持つことは出来なかった。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
この時代には、俳優が名題に昇進するということは非常にむずかしいのであって、門蔵、荒次郎の二人も檜舞台で多年相当の役を勤め、現に荒次郎の如きは明治の初年に名人彦三郎の代り役を勤めたというほどでありながら、容易に名題に昇ることを許されなかったのである。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
一位争いというやつでも矢張り、猛烈な張合いになって、ともすれば良人たちに、全く騎士的な、鼻の下の長い身代り役を引受けさせたものである。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
その代り役者には君がなるんですよ。
豊島与志雄 微笑 青空文庫
作例 · 標準
主役の代り役を務めた俳優の演技が素晴らしかった。
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急病の俳優の代り役として、急遽舞台に立つことになった。
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彼女はいつも主役の代り役だが、いつか自分自身の役を掴むことを目指している。
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