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式事

しきじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
こうした派手な式事は目にもまばゆいものであるから、小説などにもまず書かれるのはそれであるが、自分に語った人はいちいち数えておくことができなかったそうであった。
宿り木 源氏物語 青空文庫
すべてそういう習慣を天から考えの中に入れていない倉地に対して今さらそんな形式事を迫るのは、自分の度胸を見すかされるという上からもつらかった。
有島武郎 或る女 青空文庫
村中近年までこの火を分かち、式事に用いたり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
この不知火道場のしきたりとして、何かあらたまった式事の場合にはかならず家重代に伝わる鎧櫃を取り出して、その前でおごそかにとりおこなうということになっている。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
当時の政治裁判は、一種お芝居めく形式事にすぎなかった。
ELIZABETH AND ESSEX エリザベスとエセックス 青空文庫
一しきりは、その昇任の祝賀やら何やらで、また、公卿たちの車馬は管絃や賀宴の式事にばかり往来し、南海の賊乱さえ、都の表情には、影も見られなかった。
吉川英治 平の将門 青空文庫
「――というのは、百姓万民、また神前の式事、昼夜の神楽なども、あのとおり賑々と、箪食壺漿の歓びに沸きたってはおるが、かんじんな相馬の大殿将門|君が、なんと、ややもすれば、お淋しそうな、お顔つきではあるまいか。
吉川英治 平の将門 青空文庫
花嫁の立つ式事が厳かに執り行われた。
吉川英治 源頼朝 青空文庫