淫売屋
いんばいや
名詞
標準
brothel
文例 · 用例
淫売屋などへ泊れるものか、堅いという花月へ行こう」「荷物はどうする」「荷物なんか構うものか。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
淫売屋から出てくる自然主義者の顔と女郎屋から出てくる芸術至上主義者の顔とその表れている醜悪の表情に何らかの高下があるだろうか。
— 石川啄木 『時代閉塞の現状』 青空文庫
まるで淫売屋扱いだす。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
そして又外人相手のバーで――外人より入れない淫売屋で――又飲んだ。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
最近では、まつたく観念をしたものと見える、俺が金がはいると王者か騎士のやうに、街の酒場といふ酒場や、淫売屋の梯子飲みをして廻り、また財布の中に一銭の金も無くなると、乞食か墓穴掘のやうな、陰鬱な、気難かしい顔をして、ストーブの傍に立膝をしてゐる俺の姿を、彼女はひとめ見たゞけでぞつとするらしい。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
三 大次郎は悪い家へ這入ったので、こゝの家の表看板は料理屋ですが内実は淫売屋でした。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
淫売屋というなかにも、こゝの家はよほど風のわるい家で、大次郎の足どめに大小を隠してしまったらしい。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
B 君は何日か――あれは去年かな――おれと一緒に行って淫売屋から逃げ出した時もそんなことを言った。
— 石川啄木 『一利己主義者と友人との対話』 青空文庫
作例 · 標準
かつてこの通りには、寂れた淫売屋がいくつか点在していたという。
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彼は酒と女に溺れ、夜な夜な淫売屋に通い詰めた。
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警察による手入れで、その地域にあった淫売屋は一掃された。
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