角家
かどや
名詞
標準
house located on a street corner
文例 · 用例
そのかわり、町の出はずれを国道へついて左へ折曲ろうとする角家の小店の前に、雑貨らしい箱車を置いて休んでいた、半纏着の若い男は、軒の藤を潜りながら、向うから声を掛けた。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
わたしに稚気もあって、女房持ちになってから兎角家にこびりつく、つまり野暮だと言われ度くないために仲間の交際いは出来るだけ勤めたい。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
で、その自動車が、町の角家で見つかりました時、夜目に横町をすかしますと、真向うに石の鳥居が見えるんです。
— 泉鏡花 『菊あわせ』 青空文庫
そこの竹垣を隔てて、角家がト○の中に(の)を大く(あり)と細筆で書いたのを通へ向けて、掛けてある荒物|店。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
叔父が脱院したことは勿論で「兎に角家へ戻つたのは幸ひだつたから明日の朝まで監禁を頼む。
— 牧野信一 『白明』 青空文庫
「病院は妾が断つて来るから、兎も角家へお出で――」そんな虚勢にだまされて堪るものかといふやうに頑として照子は意を翻さなかつた。
— 牧野信一 『妄想患者』 青空文庫
その時、靠れかかったルミを、全身に受けながら、私は、奇妙な触感に一寸ばかり訝かしく思いながらも、兎も角家へ帰って、椅子にかけさせ、「よく、来てくれましたね」 やっと、ほっとしながらいった。
— 蘭郁二郎 『脳波操縦士』 青空文庫
小ブルヂヨア町なのに、その、くひちがひの一角だけが謙遜な平家建ばかりで、斜向ひの角家は、表側に引窓をもつやうな舊式な長屋だ。
— 長谷川時雨 『夏の夜』 青空文庫
作例 · 標準
角家は二方向から光が入るため日当たりは抜群だが、通行人の視線が少し気になる。
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住宅街の角家を改装して、土日だけオープンする小さな古本屋を始めることにした。
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「角家なら車庫入れが楽ですよ」という不動産屋の言葉が決め手となって、この家を買った。
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