川狩り
かわがり
名詞
標準
文例 · 用例
川狩りの最中に泥が跳ねたのを拭はうとした時、謀らずも硝子目玉を突き壊したので、大急ぎで懸換へを買ふために町へ赴いたのだと云ふ。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
尚彼らは川狩りをして沢山の魚の生命を取る。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
おと年の夏、五人ばかりで舟を雇い、川狩りをした帰りに、舟で飲んだ酒の余勢でその家にあがった。
— 山本周五郎 『葦』 青空文庫
夏の夜になると、父親は浴衣がけで、印度産の籐の握り太のステッキを携え、莢豆の棚の間や青薄の蔭に潜む若い男女を、川狩の魚のようにつゝき出した。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
これで魚屋へ寄るのは、落語の権助が川狩の土産に、過って蒲鉾と目刺を買ったより一層の愚じゃ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
川狩としては少し残酷なやうですが、私たちの小供の頃は梅雨の雨が降り続いて、それが下り闇の夜にでもなると、誰がいひ出すともなく、「鯰切りにでも出かけたいなあ。
— 薄田泣菫 『雨の日に香を燻く』 青空文庫
無理強ひの盃四つ五つ、それが全然体中に循つて了つて、聞苦しい土弁の川狩の話も興を覚えぬ。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
無理強ひの盃四つ五つ、それが悉皆體中に循つて了つて、聞苦しい土辯の川狩の話も興を覺えた。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
川狩り(かわがり) 川で魚などを獲ること - 投網などを参照 大井川で行われた材木の流送方法 - 大井川を参照
出典: 川狩り — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0