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大嵐

おおあらし
名詞名詞-の形容詞
1
標準
raging storm
文例 · 用例
いつかの大嵐には黒い波が一町に余る浜を打上がって松原の根を洗うた。
寺田寅彦 青空文庫
浪の江丸さへ無事であつたら、私が巧く舵をとつて、直ぐに日本まで送つてあげるのだが、此前の大嵐の晩に、とうとう磯に打上げられて、めちや/\になつて仕舞つたから、今更何といふても仕方が無い。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
一週間程前の大嵐で、発動機船がスクリュウを毀してしまった。
小林多喜二 蟹工船 青空文庫
昼過ぎから、海は大嵐になった。
小林多喜二 蟹工船 青空文庫
私は、大切な書籍をその上に詰めて、再びどつしりと鎧を背中に背負ふと、いつにも覚えたことのない不思議な自信を感じて、ぬつと、葦の繁みの中から大嵐の中へ立ちあがつた。
牧野信一 鬼の門 青空文庫
或る年の秋、大嵐のために折れて倒れて、凄まじい響きに近所を驚かした。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
まして拙者のやうに多年先生の御指南をうけてゐる者は、血が沸くの、胸が躍るのといふのを通り越して、腹のなかには絶えず大嵐が起つてゐて、腸が引つくり返りさうだ。
岡本綺堂 正雪の二代目 青空文庫
しかしその後、幾年かの年月をたってある大嵐の日にその娘は一人のひどく奇怪な老婆となって家人に会いにやってきた。
佐々木喜善 東奥異聞 青空文庫
作例 · 標準
例句