達筆
たっぴつ
名詞形容動詞
標準
good handwriting
文例 · 用例
雨戸を固く鎖したる本堂の扁額には霊鷲山、舎利蔵寺と大師様の達筆にて草書したり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
鏡板の松は墨絵で、シテ座後方の鴨居に「安和堂」と達筆に墨書した木額が上げて在った。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
綿のはみ出た頭巾の端には「大阪府南河内郡林田村第十二組、楢橋廉吉(五十四歳)A型、勤務先大阪府南河内郡林田村林田国民学校」と達筆だが、律義そうなその楷書の字が薄給で七人の家族を養っているというこの老訓導の日々の営みを、ふと覗かせているようだった。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
所属倶楽部、英印倶楽部、タンカービル倶楽部、バガテル骨牌倶楽部」 そしてその余白に、ホームズの達筆で、「ロンドンで第二の危険人物」 とある。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
それには、役者とは思われない程の達筆でこまごまとかいた長い文句がありました。
— 菊池寛 『ある恋の話』 青空文庫
「十八の娘にしては、なか/\達筆だ!
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
その目が素晴らしく大きく鼻と額と附っ着いて頬の毛が房さり達筆に垂れ、ドロンとした目をしてこちらを見ている所をこっちから見ると、何か一種の怪物のような気もしてどうも変なものだと思いました。
— 好き狆のモデルを得たはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
「宗七焼き人形師、泥斎」 達筆に書きつづったそういう看板がさがっているのです。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼は非常に達筆で、筆で書かれた年賀状はいつも芸術品のようだ。
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「私の字は達筆すぎて読めないと言われます」と、彼は謙遜して笑った。
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達筆な書体で記された看板が、老舗旅館の風格を漂わせている。
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標準
speedy writing
作例 · 標準
記者のメモは達筆すぎて、後で自分でも判読するのに苦労することがある。
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スラスラと達筆に署名を済ませる姿が、いかにも仕事のできる人という印象を与えた。
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速記者の達筆な筆致を追っていると、会議の内容が流れるように記録されていく。
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