思いがする
おもいがする
表現動詞-サ変-する
標準
to feel as though ...
文例 · 用例
僕としては何だか寂しいような、悲しいような、やるせなく捨鉢になったような思いがする。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
何かなしに神田で覘いてみた眼鏡の中の大通りを思い浮べて、異郷の巷を歩くような思いがする。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
薫との辛い気持も尾をひいているのに、父を見れば父を見るで、また父の気持ちを兼ねなければならない……小初は心づかれが一身に担い切れない思いがする。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
それは醜い女で、その女を呼んでくれと名を言うときは、いくら酔っていても羞しい思いがすると、S―は言っていた。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
足もとの土でさえ、舗装の人造石やアスファルトの下に埋もれてしまっているのに、何をなつかしむともなく、尾張町のあたりをさまよっては、昔の夢のありかを捜すような思いがするのである。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
そうしてあのねちねちした豆の香をかぐような思いがする。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
これと場合はちがうが、われわれは子供などに科学上の知識を教えている時にしばしば自分がなんの気もつかずに言っている常套の事がらの奥の深みに隠れたあるものを指摘されて、職業科学者の弱点をきわどく射通される思いがする事はないでもない。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
そして、その度に今日こそあの隙のない名人に不意討ちをかけ、一泡吹かしてやるのだと思うと勇気が凜々と五体に漲り弾ける思いがするのでした。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
例句