恐れがある
おそれがある
表現動詞-五段-ラ行-不規則
標準
to be in danger of
文例 · 用例
けれども彼のやうに一切を演繹することの出来る人は、ヒュマニティの実質を見失ひ易い恐れがある。
— 中原中也 『高橋新吉論』 青空文庫
それだのにこれに備うる事もせず、また強い地震の後には津浪の来る恐れがあるというくらいの見やすい道理もわきまえずに、うかうかしているというのはそもそも不用意千万なことである。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
役人が代わる間には法令も時々は代わる恐れがある。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
それから色の不完全な灯光を始終使っていると遂には一種の色盲になる恐れがあると心配している人もある。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
西洋の学者がそれについて何とかいうのを待ってその鼻息を窺ってから決定した方がいい、ということになる恐れがある。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
それは新しい研究という事はいくらも出来るが、しかしそれをするには現在の知識の終点を究めた後でなければ、手が出せないという事をよく呑み込まさないと、従来の知識を無視して無闇に突飛な事を考えるような傾向を生ずる恐れがある。
— 寺田寅彦 『研究的態度の養成』 青空文庫
結局循環論理のようなものに陥ってしまう恐れがある。
— 寺田寅彦 『土佐の地名』 青空文庫
一体普通の道理から云うと年をとればうまいものを喰って栄養をよくした方がよさそうに思われるが、うまいものはついつい喰い過ぎる恐れがある。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫