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非想

ひそう
名詞
1
標準
文例 · 用例
逍遙子は美の主觀情のみを指して想とし、美の客觀相を指して非想とすれども、ハルトマンは主客兩觀想を立つ。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
第四問にてシエクスピイヤが傑作の全局にあらはれたる理想を、衆戲曲家の作の上にあらはれたる理想におなじきかといへるは、類想を想とし、個想を非想とする見解より出でたる言に過ぎず。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
逍遙子が論法は能く非想非實をも立つべけれど、(聖教量)わが論法は想と實との間に第三者を容るゝこと能はず。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
夫れ非想とは何ぞや。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
吾人比量の見を以てするときは非想は即ち實なり。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
かるが故に吾人比量の見を以て逍遙子が非想論即沒却理想論をみるときは、是れ現實主義のみ、自然主義のみ。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫