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間延び

まのび
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #44638 · 青空 34
1
標準
taking a long time
文例 · 用例
米国へ渡ってもやはり人の顔が間延びがして呑気に見えた。
寺田寅彦 電車と風呂 青空文庫
するとやがて人の気はいがして、左方の上り段の上に閉じられていた間延びのした大きな障子が、がたがたと開かれて、鼠木綿が斑汚れした着附に、白が鼠になった帯をぐるぐるといわゆる坊主巻に巻いた、五分苅ではない五分|生えに生えた頭の十八か九の書生のような僮僕のような若僧が出て来た。
幸田露伴 観画談 青空文庫
すると頓て人の気はひがして、左方の上り段の上に閉ぢられてゐた間延びのした大きな障子が、がた/\と開かれて、鼠木綿が斑汚れした着附に、白が鼠になつた帯をぐる/\と所謂坊主巻に巻いた、五分苅では無い五分生えに生えた頭の十八か九の書生のやうな僮僕のやうな若僧が出て来た。
幸田露伴 観画談 青空文庫
舞台の上で進行する事件を現実通りにゴチャゴチャさせたり、間延びにしたりする事は出来ない。
夢野久作 能とは何か 青空文庫
これは懐疑主義というがごとき、言語心理学的な間延びのした知的なものではない。
横光利一 欧洲紀行 青空文庫
声を涸らした老鶯が白い杏の花の間で間延びに経を読んでいる。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
エッフェル塔の裾が裳のように拡がり張っている下まで来ると、対岸のトロカデロの公園内に打ち込む鉄筋の音が、間延びのした調子を伝えて来る。
横光利一 旅愁 青空文庫
ソビエット側の国境の駅とは違い、こちらの待合室は天井も高く、コンクリートの巌丈さで近代的な感じだったが、大きな包みを抱えて眠っている中国人の群衆の間から蠅が群り立ち、電灯の周囲を飛んでいるのが、先ずひと目で受けたヨーロッパとは違った間延びのした東洋の表情だった。
横光利一 旅愁 青空文庫
2
標準
lack of firmness