運送船
うんそうせん
名詞
標準
freighter
文例 · 用例
近頃またアメリカでは飛行機で大西洋を飛び越し、運送船の力を借らず航空隊を戦場に輸送しようという計画がだいぶ真面目に研究されており、それについては大西洋の気象という事が重要な問題になるのである。
— 寺田寅彦 『戦争と気象学』 青空文庫
第二突堤より運送船××丸にて出帆す。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
事務長ガ無電ヲ神戸港ノ司令部ニ打ツ 兵来リテ汽車ニテ○○へ急グ 航行中ノ運送船ヨリ縄梯子ヲ降シ、モーターボートヨリ兵乗リウツル。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
彼は、愛国心に満ちた士官の持つ、それと同じ心臓で、運送船で敵地に送られた陸兵の上陸や、大連湾の攻撃や、威海衛の偵察、旅順攻撃、戦争中の軍艦に於ける生活、威海衛の大攻撃等を見、聞き、感じて、それを報告している。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
十六 銀子の帰りが遅いので、分寿々廼家のお神と内箱のお婆さんとで、看板をもった車夫を一人つれて、河縁を捜しにやって来た時、銀子は桟橋にもやってある運送船の舳にある、機関の傍にじっとしゃがんでいた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
それはクリミヤ戦争が最高頂に達した年のことで、古くから使っていた罪人船は、黒海で運送船として使用されていたのであった。
— コナンドイル 『グロリア・スコット号』 青空文庫
運送船グロリア・スコット号は航海中、失われたと海軍省より発表され、その本当の運命については、何事も世の中には知れなかった。
— コナンドイル 『グロリア・スコット号』 青空文庫
沖に泛んで居る漁師が運送船の通過するのを見て板子の下から魚を出しては海へはらり/\と投げて大手を擴げる。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
作例 · 標準
例句