伴食大臣
ばんしょくだいじん
名詞
標準
nominal (figurehead) minister
文例 · 用例
* 文部大臣を伴食大臣と呼ぶ習はしが日本にはある。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
コウいふ衣物を衣て居るといふと、自分の領内で器量不相應な位置や職掌に居る役人などは直ぐ分る、伴食大臣や老朽職に堪へずといふ樣な者は譯もなく見現はすことが出來ると思つた。
— 朝永三十郎 『懷疑思潮に付て』 青空文庫
老宰相も亦、自分は伴食大臣では無いといふ自信があるので、屹度其模樣を見屆けて來るといふ考で出掛けて行つた。
— 朝永三十郎 『懷疑思潮に付て』 青空文庫
自分の父が嘗て世の所謂伴食大臣となつて爵位を得て居るのを幸ひ、それをば賣藥的廣告の道具に使はうと思つて居る。
— 永井荷風 『新歸朝者日記』 青空文庫
成程自分の父は維新の際に功勞があつたとかで早く男爵に叙せられ、其の後は世の所謂伴食大臣になつて居た爲めに、當時の内閣大臣一同の叙爵につれて子爵に昇つたのは事實である。
— 永井荷風 『新歸朝者日記』 青空文庫
かつて森有礼時代の文部大臣は社会の建設に対して嚮導的な意義を有っていたが、その後文相は大臣としては寧ろ不名誉な伴食大臣ということになって了った。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
作例 · 標準
彼は大臣の職にあったが、実権のない伴食大臣だった。
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伴食大臣では、政策に大きな影響を与えることは難しいだろう。
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その国の政治は、多くの伴食大臣によって停滞していた。
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