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慈善市

じぜんいち
名詞
1
標準
charity bazaar
文例 · 用例
四 五円包んで恵むのもあれば、ビイルを飲ませて帰すのもあり、連れて出て、見物をさせるのもあるし、音楽会へ行く約束をするのもあれば、慈善市の相談をするのもある。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
いつも引籠勝で、色も香も夫ばかりが慰むのであったが、今日は寺町の若竹座で、某孤児院に寄附の演劇があって、それに附属して、市の貴婦人連が、張出しの天幕を臨時の運動場にしつらえて、慈善市を開く。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
はたそれ途中一土手|田畝道へかかって、青田|越に富士の山に対した景色は、慈善市へ出掛ける貴女とよりは、浅間の社へ御代参の御守殿という風があった。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
「夫人、貴女はこれから慈善市へいらしって、貧者のためにお働きなさるんですねえ。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
ああ、そして、もう、私、慈善市へ行かなくッては。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
逢うが別れの今世に、臨終のなごりを惜むため、華燭銀燈輝いて、見返る空に月のごとき、若竹座を忍んで出た、慈善市の光を思うにつけても、横町の後暗さは冥土にも増るのみか。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
あるとき Mcadoo 氏が、自分の関係しているある慈善事業のために、慈善市を催したことがあった。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
そのほか花の日、旗の日、慈善市、同窓会、卒業祝、パス祝、誰さんの誕生日まで数え込んだら大変であろう。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫