羽振りがいい
はぶりがいい異読 はぶりがよい
表現形容詞-良い型多音語
標準
influential
文例 · 用例
すると叔母さんは、僕が感心して聞いているものと思ったらしく、さらに調子づいて、「鈴岡さんは、それぁ、いまこそ少しは羽振りがいいようだけど、元をただせば、お前たちのお父さんの家来じゃないか。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
そこのおやぢと云ふのは、自分の息子が辯護士の若手として羽振りがいいのを自慢した後、義雄と同國だと分つた嬉しさに、「わたしも、同じやうな事情で、息子と同居してをる婆アさんがやかましいのに困つてをりますので、あなたのことも豫て人ごとには思うてをりませんでした」と云つた。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
夜陰、ひとりひそかにこの源助町の道場を叩いて、西丸お控え役の司、今で言えば文書課長に当る身が、羽振りがいいといったところで、要するに巷の一剣術使い、神保造酒|風情に、背に腹は換えられない、ペコペコでもないが、この通り、さっきからかなり頭を下げてお願い申すを繰り返しているんだが……。
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
男も女もはいつてるんだけどね、まあ、何れその話はゆつくりするよ」 新島園子といふのは、現に、政界でも羽振りがいいと云はれてゐる貴族院議員伯爵|新島則之の娘で、女学校から某英学塾にはひるとき、一年半ばかり伴直人の個人教授を受けたことがあるのである。
— 岸田國士 『双面神』 青空文庫
一時はタキシイの運転手にまで成り下ったが、朝鮮捕鯨会社に拾い上げられて、このごろはだいぶ羽振りがいいと取沙汰されている人物。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
だったら、もっと羽振りがいいでしょう」 自分のコップにウィスキーをついだ。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
「おめえ、羽振りがいいな。
— A Front of Brass 『鉄面皮』 青空文庫
この節は役所のはぶりがいいとかで。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
作例 · 標準
彼は最近起業して成功し、ずいぶん羽振りがいいようだ。
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隣の家の新婚夫婦は、いつも高価なものを買っていて羽振りがいい。
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「景気が良くなって、羽振りがいい人が増えたらいいのにね」と友人が言った。
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