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器皿

きべい
名詞
1
標準
bowl
文例 · 用例
流し元で器皿を洗っている娘の淋しい顔はいつでも曇っているように思われた。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
その上に几帳面に並べられている銀の食器や陶器皿や、折り畳んだナフキンは、いよいよ寒白く光って、催眠術者の使う疑念の道具の小鏡のように、かの女の瞳をしつこく追う。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
昔流行つた無地の面子の淡紫、淡紅の色、また古渡りの器皿の青貝の螺鈿の輝き、その惹起する感情は孰れも相似てゐるが、わたくしは其齎らす情緒の成因を分析する術を知らない。
木下杢太郎 本の装釘 青空文庫
やはり大空を陶器皿の見込に見たてて、深い空の色を背景として見あげるに越したことはない。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
何といふ結構な道徳であらう、女は陶器皿と一緒で、同じ事なら大事に取扱つた方がよいのだ。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
一々数へ上るわけにもゆかぬが、デンマークの陶器皿と並んでスペイン風のたてがかけてあり、支那の仏像の下にチロルのパイプがぶら下つてゐるといふ工合である。
岸田國士 世界人情覗眼鏡 青空文庫
一人去り、二人去りて、果てはむなしき器皿の狼藉たるを留むるのみ。
徳冨蘆花 不如帰 小説 青空文庫
きまつて取附けてある燈火の他に二本の大きな蝋燭が立てられ、これはクリスマスの蝋燭と呼ばれるものであるが、常盤木に包まれて、美しく磨かれた食器棚の上に一家傳來の磁器皿と並べて置いてあつた。
アーヴィング クリスマス・イーヴ 青空文庫
作例 · 標準
「うわあ、この器皿、江戸時代のものにしては保存状態が良すぎるね」と、鑑定士が目を丸くした。
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古い蔵を掃除していたら、新聞紙に包まれた見事な色絵の器皿がいくつも出てきた。
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日常使いの器皿こそ、手に馴染む温かみのあるものを選びたいと彼女はこだわっている。
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料理研究家は、料理の盛り付けを引き立てるために、あえて無骨な黒い器皿を並べた。
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