補習科
ほしゅうか
名詞
標準
文例 · 用例
島へ上つて見ると、丁度、ジャボール公學絞の補習科の生徒がコプラの採取作業をやつてゐる。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
島へ上って見ると、ちょうど、ジャボール公学絞の補習科の生徒がコプラの採取作業をやっている。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
村の學校は、其頃まだ見窄らしい尋常科の單級で、外に補習科の生徒が六七人、先生も高島先生一人|限りだつたので、教場も唯一つ。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
村の学校は、其頃まだ見窄らしい尋常科の単級で、外に補習科の生徒が六七人、先生も高島先生一人|限りだつたので、教場も唯一つ。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
三四郎が級主任をしている補習科A組の美木という生徒が、不意に転げ込んで来て、三四郎の留守宅に持上った兇事の報せを齎らして来た。
— 大阪圭吉 『寒の夜晴れ』 青空文庫
」 志野の方は、房に比べればずっと落付き、「さっきね、ふいとここを通りがかると、何だかあなたみたいな人がいるだろ、私、まさかと思ってね、でも念のためだと思って傍へよって見ると、矢張りあなたなんだもの――」 補習科時代からすると、別人のように志野は女らしくなっていた。
— 宮本百合子 『氷蔵の二階』 青空文庫
」「ええ、国の補習科の時分――」「へえ、じゃあ同じ局じゃあないんですか」 房は、簡単に自分の境遇を説明した。
— 宮本百合子 『氷蔵の二階』 青空文庫
私等は十五の歳に女学校を卒業しましたが、南さんはそのまゝお下りになり、私は補習科に残りましたから、淋しく物足らない思ひをすることも屡ありました。
— 與謝野晶子 『私の生ひ立ち』 青空文庫
ウィキペディア
補習科(ほしゅうか)とは、日本で浪人生を対象として普通科の高等学校に設置された学科のことである。鳥取県のように専攻科が浪人生向け教育を担っているところもあった。明治時代に中学校令として設置された「補習科」が起源であるとされており、その補習科を中学校令が失効した後もそのまま継続させたものである。現在、公立高校に補習科を設置させてもよいという法律の根拠はない。
出典: 補習科 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0