新役
しんやく
名詞
標準
文例 · 用例
……いよ/\十五日の夕方、大田から一里ばかりの山村、絵堂まで送られて歩いた(このあたりは維新役の戦跡が多い、鍾乳洞も多い)。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
何分新役のことだから、萬事宜しく頼む。
— 上司小劍 『死刑』 青空文庫
「ふん、如何に中原の鹿を射当てた果報者じゃとて、新役は新役、何もそうお高く留まらずとも、古参一同に年賀の礼ぐらい言われぬはずはござるまいッ!
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
これが最後で、もう続く跫音がないようだから、戸部近江之介をはじめ池上新六郎、飯能主馬、横地半九郎など畳の目を数えていた一同が、ほっとして身を起して、これからまたそろそろ新役の若侍神尾喬之助をいじめにかかろうとしていると、えへん!
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
もっとも、これには色いろ仔細のあることだが、いったい普段から総がかりで新役の神尾喬之助に辛く当って悦んでいる。
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
……これも、叔父孝行のうちだ」 門番詰所へ行って、役所の割符をだすと、門番頭のうらなり面が、ジロリと顎十郎を見て、「おつれは」「同心並新役、仙波阿古十郎」 怪訝な顔をするのを、かまわずにツイと押しとおって、長屋わきから中門口へかかる。
— 紙凧 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
新役の柏・高尾も成功。
— 昭和十二年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫