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一代記

いちだいき
名詞
1
標準
biography
文例 · 用例
「乃木大将一代記」なる映画は今以てハツキリと覚えてゐる。
中原中也 金沢の思ひ出 青空文庫
初めの半分はオラーフ・トリーグヴェスソンというノルウェーの王様の一代記で、後半はやはり同じ国の王であったが、後にセント・オラーフと呼ばれた英雄の物語である。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
その後にまたつづけて書物の後半になっているセント・オラーフの一代記を読んだ。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
(大詰はこちらに案あり) 時節柄大河内で西郷さんか、乃木さんの一代記八千ぐらいにまとめてやればどうやろか。
附・戦線便り 陣中日誌(遺稿) 青空文庫
佐倉宗吾郎一代記という活動写真を見たのは、私の七つか八つの頃の事であったが、私はその活動写真のうちの、宗吾郎の幽霊が悪代官をくるしめる場面と、それからもう一つ、雪の日の子わかれの場を、いまでも忘れずにいる。
太宰治 青空文庫
大棍元教の大先達が百ものがたりの、はなれ屋の破行燈で、塔婆を抱いて寝たと言えば、可恐さを恐れぬ、不気味さにひるまない、行力法力の功徳として一代記にかき込まれるんだ。
泉鏡花 露萩 青空文庫
二十五年(壬辰) 一八九二○一月、歌舞伎座にて三遊亭円朝の「塩原多助一代記」を脚色して上演。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
それから、父親の居る時分、連立って阿母の墓参をすると、いつでも帰りがけには、この仁右衛門の堂へ寄って、世間話、お祖師様の一代記、時によると、軍談講釈、太平記を拾いよみに諳記でやるくらい話がおもしろい爺様だから、日が暮れるまで坐り込んで、提灯を借りて帰ることなんぞあった馴染だから、ここへ寄った。
泉鏡花 縁結び 青空文庫
作例 · 標準
その歴史家は、地方に残された古文書を丹念に読み解き、忘れ去られかけていた武将の壮絶な一代記をまとめ上げた。
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祖父が残した手記には、激動の時代を生き抜いた家族の一代記が克明に記されていた。
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監督は、その破天荒な芸術家の一代記を映画化するため、膨大な資料を読み込んだという。
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新興企業の創業者の一代記は、若者たちの間に大きな共感を呼んだ。
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