ぽちゃ
ぽちゃ異読 ポチャ
形容動詞
標準
plump
文例 · 用例
もやい綱が船の寝息のようにきしり、それを眠りつかせるように、静かな波のぽちゃぽちゃと舷側を叩く音が、暗い水面にきこえていた。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
色白くふっくりふくれた丸ぽちゃの顔、おとがい二重、まつげ長くて、眠っているときの他には、いつもくるくるお道化ものらしく微笑んでいる真黒い目、眼鏡とってぱしぱし瞬きながら嗅ぐようにして雑誌を読んでいる顔、熊の子のように無心に見えて、愛くるしく思いました。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
」 客の人柄を見て招の女、お倉という丸ぽちゃが、片襷で塗盆を手にして出ている。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」 と呟きつつ縁側に出でたるは、年紀の頃十六七、色白の丸ぽちゃにて可愛らしき女、髪は結立の銀杏返、綿銘仙の綿入を着て唐縮緬の帯御太鼓|結、小間使といふ風なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 束髪に結った、丸ぽちゃなのが、「はいはい。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
加世子は水色のスウツを着て、赤い雨外套を和服の女中の腕に預け、手提だけ腕にかけていたが、この方はしばらく見ないうちに、すっかり背丈が伸び、ぽちゃっとしたところが、均平の体質に似ていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
船長のこの話が終らないうちに、もう小さなやつが大勢、海岸へ出て来たかと思うと、船をめがけて、ぽちゃぽちゃと泳いで来はじめました。
— 四、船乗シンドバッド 『アラビヤンナイト』 青空文庫
うっすら明るい梅の下に真白い顔の女が二つの白い手を動かしつつ、ぽちゃぽちゃ水の音をさせて洗い物をしているのである。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんは、腕や足がぽちゃとしていて可愛らしい。
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彼女の猫は、冬になって少しぽちゃになったようだ。
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「このキャラクター、ぽちゃっとしたお腹がチャームポイントだね。」
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