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脈管

みゃっかん異読 みゃくかん
名詞
1
標準
(vascular) vessel
文例 · 用例
ただあまりに静かな時に自分の頭の中に聞こえる不思議な雑音や、枕に押しつけた耳に響く律動的なザックザックと物をきざむような脈管の血液の音が、注意すればするほど異常に大きく強く響いてくる。
寺田寅彦 病院の夜明けの物音 青空文庫
」 云ひ切つたとき脈管内に湧きたつ血が頭にのぼつて行くのであらう。
平出修 瘢痕 青空文庫
血の糧には違ないが、其の血が脈管に流動するといふことが、軈て人間の苦惱を増進させるのぢやないか。
三島霜川 解剖室 青空文庫
陣中の生活僅かに十六旬、不幸にして虹の如き二十有三歳を一期に、葉月二十六日曙近きガデブツシユの戦に敵弾を受けて瞑したりと雖ども、彼の胸中に覚醒したる理想と其健闘の精神とは、今に生ける血となりて独逸民族の脈管に流れ居候。
石川啄木 渋民村より 青空文庫
汽鑵場の裏手に在る庭球場は、直ぐ横の赤煉瓦壁に静脈管のように匐い付いている蒸気|管のシイシイ、スウスウ、プウプウいう音で、平生でも審判の宣告や、選手の怒号が殆んど聞こえなかった。
夢野久作 オンチ 青空文庫
それで秀麿は製作的方面の脈管を総て塞いで、思量の体操として本だけ読んでいる。
森鴎外 かのように 青空文庫
雷雲のやうに険悪に濁つた血が、迸り出る出口を探し求めてるやうに、脈管を走り廻つている。
水野仙子 脱殼 青空文庫
鳶尾草の花、清淨無垢の腕の上に透いて見える脈管の薄い水色、肌身の微笑、新しい大空の清らかさ、朝空のふと映つた細流。
上田敏 牧羊神 青空文庫
作例 · 標準
脈管系は、心臓、血管、そしてリンパ管によって構成されている。
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手術中に、重要な脈管を傷つけないよう細心の注意を払った。
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体中に張り巡らされた脈管を通じて、栄養と酸素が運ばれる。
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