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目付役

めつけやく
名詞
1
標準
文例 · 用例
」 こんなことを云つて、彼は目付役をつとめることを自分の役目だと思つて居るらしい処も見えた。
平出修 瘢痕 青空文庫
同じ縁側の遥か下手に平伏している大目付役、尾藤内記の胡麻塩頭を睨み付けていた。
夢野久作 名君忠之 青空文庫
この上は取做せば取做すほど語気が烈しくなる主君の気象を知り抜いている大目付役、尾藤内記は、慌しくスルスルと退いた。
夢野久作 名君忠之 青空文庫
鬼が出るか、蛇が出るか……」 目明の良助に誘われた乞食|体の狂歌師、赤猪口兵衛は二、三本の渋団扇を縄の帯に挿したまま、春吉三番町のお目付役、松倉十内国重の玄関脇の切戸から、狭いジメジメした横露地を裏庭の方へ案内された。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
この家の主人、黒田藩のお目付役、当時蔵元屋の娘胴切り事件のお係りとなっている松倉十内国重は、縁側に座布団と煙草盆を置いて、小倉袖、着流しのまま威儀を正した。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
公儀御目付役、戸川|中務少輔様、松平|十郎兵衛様、右御両人は異国船見届けのため、陣場見回り仰せ付けられ、六日夜浦賀表へ御出立にこれあり候。
第一部上 夜明け前 青空文庫
京都からの使者として、松浦という目付役が勅諚を持参したのだ。
第一部下 夜明け前 青空文庫
」「名案――と、申すほどでは、ござりませぬが、失敗っても、御当家の迷惑にならず、行くのは目付役として、拙者一人でよろしく、ただ、金子が、少々かかります」「その案と申すのは」 益満は、前の硯函をとって、料紙へ不逞浪人を募って と、書いた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫