木乃伊
ミイラ
名詞頻度ランク #20736 · 青空 297 例
標準
mummy
文例 · 用例
性なきまでに白げられたる、木の骨――というより外に、与える名がない――と、砂に埋まれた楕円石や、稜角の鋭いヒイラギ石やは、丁度、人間の屍骸が、木乃伊となって、木偶か陶製の人物か、区別が見えないと同じように、原性を失って、唯一自然の平等相に復帰している。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
――尤も、船会社と、船会社から頼まれた海軍だけだったが―― やがて、彼女が、駆逐艦に発見された時、船の中には、「これじゃ船が動く道理がない」と、船会社の社長が言った半馬鹿、半狂人の船長と、木乃伊のような労働者と、多くの腐った屍とがあった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
(明治四十一年五月二十五日『東京朝日新聞』) 八十三 六千年前の肉塊 近頃エジプトの医学校で木乃伊の解剖分析に従事している学者がある。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
木乃伊を作るには始め塩水に死体を漬け種々の樹脂の類を塗って固めたものらしい。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
我々は官憲の眼をくらますために木乃伊の教訓的な役割をいつまでも演じていたくはないのです。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
そしてやはり干からびた木乃伊のような人物が点在している。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
それと反対に、こんな半|木乃伊のような女に引っかかって、自分の身をどうするのだ。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
まして、大王の膝がくれに、婆は遣手の木乃伊の如くひそんで、あまつさへ脇立の座の正面に、赫耀として觀世晉立たせ給ふ。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
作例 · 標準
博物館の展示室で、何千年も前のエジプトのミイラを間近で見学した。
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乾燥した砂漠地帯では、遺体が自然にミイラ化することがあるという。
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映画の中で、包帯を巻いたミイラが暗い洞窟から這い出してくるシーンがあった。
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