行く方
ゆくかた
名詞
標準
(one's) destination
文例 · 用例
「ずつと向う、乙姫の歩いて行く方角の、ずつと向うに、何か見えませんか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
さうだとすると、矢張り土曜日に出かけて人に揉まれに行く方が存外いゝ事になるかも知れない。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
山寄りの道を行く方が山の岳神を探すに便利は多いようなものの、それ等の山は多く未開の山で、ちょっと人に訊いただけでも、山の主は、百足であるとか、猿であるとか、鷲であるとか、気の利いた山の神ではなかった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
十字になった町のかどを、まがらうとしましたら、向ふの橋へ行く方の雑貨店の前で、黒い影やぼんやり白いシャツが入り乱れて、六七人の生徒らが、口笛を吹いたり笑ったりして、めいめい烏瓜の燈火を持ってやって来るのを見ました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
けれどもまたそんなにして助けてあげるよりはこ〔の〕まゝ神のお前にみんなで行く方がほんたうにこの方たちの幸福だとも思ひました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
みんなの行く方へついて行けばいい、と云われるくらいだそうである。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
時々の先生の話振からでもたまには行く方がよいように感じたから。
— 伊藤左千夫 『根岸庵訪問の記』 青空文庫
」 六「あれに連れて行て貰うよりゃ、いっそうら等二人で行く方が安気でえいわい。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
作例 · 標準
旅の行く方を決めるのは、いつもわくわくする瞬間だ。
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若い頃は、行く方も決めずに自由に旅をしていた。
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彼の人生の行く方は、誰も予想できなかった。
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