十一面観音
じゅういちめんかんのん
名詞
標準
eleven-faced Avalokiteshvara
文例 · 用例
堂塔僧房繁昌し仏法を行ず、炎上の時、尊像十一面観音、秀府二疋の犬の影像、北山へ飛び移る。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
村の主な墓地は丘の上にあり、十一面観音を本尊とするお寺に隣接している。
— RED BRIDAL 『赤い婚礼』 青空文庫
其外、十一面観音、阿弥陀八幡が若宮と示現せられたともいふと謂つた風な異説をあげて、此にもまだ異説はあるが、悉皆を南無阿弥陀仏と御祈念あるべく候といふ様な答申をしてゐる。
— 折口信夫 『春日若宮御祭の研究』 青空文庫
五月十三日(水曜) 法華寺 十一面観音。
— 一九二五年(大正十四年) 『日記』 青空文庫
聖林寺の十一面観音像は又これとは離れて独立した天平後期の雄大の気を示顕する。
— 高村光太郎 『美の日本的源泉』 青空文庫
天平随一の名作を選ぶということであれば、わたくしはむしろ聖林寺の十一面観音を取るのである。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
(五月二十日)七疲労――奈良博物館――聖林寺十一面観音 一日の間に数知れぬ芸術品を見て回って、夕方には口をきくのが億劫なような心持ちで帰ってくる。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
N君に別れて玄関の石段をのぼり切ると、正面の陳列壇のガラス戸があけてあって、壇上の聖林寺十一面観音の側に洋服を着た若い男が立っていた。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
作例 · 標準
十一面観音は密教において重要な尊格である。
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この寺の本尊は十一面観音です。
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古美術展で美しい十一面観音の絵画を見た。
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ウィキペディア
十一面観音(じゅういちめんかんのん)、梵名エーカダシャムカ は、仏教の信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、六観音の1つでもある。頭部に11の顔を持つ菩薩である。梵名は「11の顔」、「11の顔を持つもの」の意。
出典: 十一面観音 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0