納める
おさめる
動詞
標準
文例 · 用例
で、結局文藝作品の映畫化は十分の成功を納めることは可成りむづかしいし、その映畫的價値も自然乏しいものが多いのに違ひない。
— 南部修太郎 『文藝作品の映畫化』 青空文庫
」…… この薙刀を、もとのなげしに納める時は、二人がかりで、それはいいが、お誓が刃の方を支えたのだから、おかしい。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
唯、開くのではない、開いてお浦の掌へ返すんだ、いや/\彫像の拳に納めるんだ。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
」 土地を持った嬉しさに、母は、税金を納めるのさえ、楽しみだというような調子だった。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
子供を学校へやって生意気にするよりや、税金を一人前納めるのが肝心じゃ。
— 黒島傳治 『電報』 青空文庫
そこで、漁業会社は、普通相場の五分の一にあたる安いルーブル紙幣を借区料としてサヴエート同盟へ納めるのだった。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
私は毎日千三十円三十銭だけとって、千三十円だけこの人に納めるのです。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
けれども学校へ十九円|納めるのだしあと五円もかかるそうだから。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫