気付き
きづき
名詞
標準
文例 · 用例
「あなたは東洋の哲学をおやりだという話を、あれの手紙で知りましたが、それなら既にお気付きでしょう。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
「ときに、結婚の話は、どうなったの」 わたくしは言ってから、それがまるでわたくしの腹に無かったことなのに気付きました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたくしは、さっきから、この番頭の言葉に何かかすかな訛りのあるのに気付きましたが、このおすんこによって秋田訛りであるのを観破しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたくしは東京を出発するまえ葛岡が「先生の笑声は僕たちがじくざくしている世界より一段高いところで笑っている」と言ったのを思い出して、嘘ではないと気付きました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
だが溶け去ったあとにこそ、スリルと忘我の隙から私たちは何やら光と悦びの世界の種を植込まれているのに気付きます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
お咲はすぐ傍に室子の母親のいるのに気付き、普段に戻って、からからと笑った。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
しかし、私たちは不断、それに気付きません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
人々はこれに気付き、高尚敬虔な情操を養わねばならぬ」と。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫