真っ黄
まっき
名詞
標準
文例 · 用例
胴は花粉で真っ黄だな。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
恐ろしく汚い部屋で、障子に貼った新聞紙は煤けて真っ黄色に染まり、畳は破れて腸をはみ出していた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
真っ黄色な乱杙歯だ。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
それはスポウツ・カアのように背の低い、真っ黄いろに装った稀代の伊達者だった。
— Mrs. 7 and Mr. 23 『踊る地平線』 青空文庫
烈しい太陽が、その厚みのある葉に照り映えて、真っ黄色な花は、燃えるように見えました。
— 小川未明 『へちまの水』 青空文庫
夫人は真っ黄と見えるような顔をして、締まりのない唇をもぐもぐさせながら、体をあちらこちらへ揺すぶっていた。
— スペードの女王 『世界怪談名作集』 青空文庫
そして、秋から冬にかけては、真っ黄色に実が熟したのであります。
— 小川未明 『楽器の生命』 青空文庫
その畑には、真っ黄色な、かぼちゃの花がいくつも咲いていた。
— ――大人の童話―― 『老工夫と電燈』 青空文庫