出殻
でがら
名詞
標準
grounds (of tea and coffee)
文例 · 用例
道さ迷ったら教えて進ぜべい、と私もう内へ帰って、婆様と、お客に売った渋茶の出殻で、茶漬え掻食うばかりだもんで、のっそりその人の背中へ立って見ていると、しばらく経ってよ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
小学校の教科書を見れば、それが一番よくわかるが、それは多くは文部省の人達が寄り集つて、かういふことはいけない、あゝいふことはいけないと言ふ風に、つまらないことにつまらない頭脳をなやまして、此処を削り彼処を削つて、出殻のソツプのやうにして了つたものを小学生徒に読ませてゐる。
— 田山録弥 『スケツチ』 青空文庫
津田君が三十匁の出殻を浪々この安茶碗についでくれた時余は何となく厭な心持がして飲む気がしなくなった。
— 夏目漱石 『琴のそら音』 青空文庫
時折り、竹鋏を持ち出した爺さんに塵芥箱の中をかきまわされて大根の尻っぽだの出し昆布の出殻をつまみあげられては、「勿体ないことをしくさる。
— 矢田津世子 『神楽坂』 青空文庫
』乃至『君はわれわれ農奴制の出殻に何を求めようというのか。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫
私達はよく弟を、自分達が飲んだ後の出殻のお乳を飲んでいると云っては、からかった。
— 小山清 『生い立ちの記』 青空文庫
全軍の一歩一歩は、かくて家康のいない家康の本城、勇将強卒はことごとく小牧の前線へ出払って、空き家にひとしい“出殻”となっている徳川家本国の中核へ、一挙に、致命を与えるべく、刻々近づいていたのである。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
車室の中は、青い天蚕絨を張った腰掛けが、まるでがら明きで、向ふの鼠いろのワニスを塗った壁には、真鍮の大きなぼたんが二つ光ってゐるのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
コーヒーを淹れた後、出殻はコンポストに入れた。
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紅茶の出殻を再利用して、掃除に使う人もいる。
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フィルターに残ったコーヒーの出殻を捨てる。
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