ダダイズム
だだいずむ
名詞
標準
文例 · 用例
たとえば個人主義、社会主義、無政府主義、国粋主義、享楽主義、本能主義、自然主義、ダダイズム、ニヒリズムなど、いくらでも数えきれないほど無数にあるが、すべて「主義」と名称のつく一切のものは、各々の人が掲げるイデヤであって、その主観に取っての「あるべき世界」を思想している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
ダダイズムの如きも「一切の主義を奉じない」と言いながら、その「主義を奉じない主義」を奉じてる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そして最近の多くの詩派、即ち写象派、未来派、立体派、表現派、ダダイズム等のものが、一時に続々と現われて来た。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
なぜなら日本に於ても、象徴派とか高蹈派とか、或は未来派とかダダイズムとか言う如き、欧洲のそれと同名のものがあるからだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
ダダイズムとは結局、何を意味するか。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
私はいままで、ダダイズムを自称した事は一度もありませんでした。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
こうした瞬間を限って変る人間の気持ちと、構成され破壊される歴史の記録を掲示する銀座の青色の夜、プロレタリア駆逐したプチ・ブルジョワ達によって、かくも盛大に開演された未来派のオペラ、金属的なめろでい、青磁色の空には女優募集の広告と、ダダイズムの集会の予告板とが蛾と戯れていた。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
世紀末的の様子や主張、ダダイズム、耶教崇拝、変態心理尊重等いう、人類思想の頽廃的傾向がこの中から生み出されて、更に更に極端な解放と自由とを求むる叫びが全世界に漲った。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫