歴戦
れきせん
名詞-の形容詞名詞
標準
veteran (e.g. soldier)
文例 · 用例
いづれも、日向以来歴戦の艱苦を顔に刻みつけた戦場生き残りの士であり、その盛儀に列した感慨は、どんなであつたであらうか。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
それを月曜夜まで率いていたのがジェイムズ・バークリ、歴戦の勇者で、初めはただの一兵卒だったが、大反乱の折の活躍で将校階級に昇進、かつては自らマスケットを担いだ連隊を率いていくことになった。
— THE CROOKED MAN 『曲れる者』 青空文庫
歴戦の勇者が受けた外傷は後頭部、長さ二インチほどのギザギザとした裂傷とわかった。
— THE CROOKED MAN 『曲れる者』 青空文庫
けれども日本は応仁以降打ちつゞく戦乱、いづれも歴戦の精兵だから、立直ると、一筋縄では始末のつかぬ曲者である。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
私はバカげた飲んだくれぶりでは歴戦の勇士で、性こりもない点では人後に落ちない方である。
— その二 大岡越前守 『安吾人生案内』 青空文庫
ABは戦車の運転手だったそうで、いわば歴戦の勇士なのだが、実に物静かで、黙々と死体の運搬をやった。
— ある新聞記者の見た敗戦 『比島投降記』 青空文庫
斬られる者、斬ろうとして足踏み外し海に落ちる者、熊手に引き落されて溺れる者、組み合って刺されるやそのまま敵と共に海へ転がり落ちる者、平家が足場を十分に利用して戦えば、源氏はその不利を歴戦の勇でおぎなった。
— 第八巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
少勢とはいえ歴戦の強者の木曽勢は、ここも蹴破って進んでいった。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼の顔にある深い傷跡は、歴戦の勇士であることを何よりも雄弁に物語っていた。
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チームがピンチに陥った時、歴戦のベテラン選手が放った一言で空気が変わった。
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ガレージの奥には、数々のラリーを完走してきた歴戦のレースカーが眠っている。
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