酒造業
しゅぞうぎょう
名詞
標準
brewing industry
文例 · 用例
御覧、私のこの左腕に残つてゐる傷痕は――或る肚黒い酒造業者の酒倉をおそつて、番犬と格闘した思ひ出の痛手だ。
— 牧野信一 『三田に来て』 青空文庫
この地は幡随院長兵衛の誕生地だ、新らしく分骨を祀つて、堂々たる記念碑が建てゝある、後裔塚本家は酒造業を営んでゐる、酒銘も長兵衛とか権兵衛とかいふ独特のものである、私は無論一杯ひつかけたが、酒そのものは長兵衛でも権兵衛でもないやうだつた、呵々。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
家督を継いだ文太郎が間もなく酒造業をやめた時に、直造は少からず不満だつた。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
私の家は町人で商売は雑貨(土地では雑貨店を小間物屋と云った)と酒造とであったが、後には酒造業のみを営んでいた。
— 第二部 混混録 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
下総国|葛飾郡流山在の郷士の伜で、父藤九郎は快男子、赤格子九郎右衛門と義兄弟を結び、密貿易を企てたが、その後ゆえあって足を洗い、酒造業をいとなんだところ、士族の商法で失敗した。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
ところが川越の近在で酒造業をやっていた男が、せっかく仕込んだ酒を、樽を叩きこわしてみんな土にすわせたアゲクに、「ワレこそは先祖代々タナグ山の神霊に仕えてきた神の血をひく家柄で、酒造業は時至るまで世を忍ぶ仮の営み、ワガ本名は和具志呂足、ワガ長女の名は比良、長男は須曾麻呂、次女は宇礼と名のる。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
処女詩集『邪宗門』は明治四十二年代にあって、自費出版の費用は百円ほどかかったと聞いていたが、その年の暮までに福岡県柳川町沖端の酒造業、北原家は酒蔵の火災によって破産していた。
— 室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』 青空文庫
作例 · 標準
酒造業は、日本の伝統産業の一つとして、今も盛んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
酒造業の従事者は、地域経済を支える重要な存在だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
近年、酒造業は輸出を拡大し、国際的な市場にも進出している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite