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職を退く

しょくをしりぞく
表現動詞-五段-カ行
1
標準
to resign from one's post
文例 · 用例
やがてのことに肥った男は神と国家への奉公を終え、世間的な尊敬を贏ち得て目出たく職を退くと、田舎へひっこんで地主になる――つまり、押しも押されもせぬロシアの旦那衆として納まり、お客好きの地主となって、後生安楽に余生を送ることになる。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
「まあ、そこへ坐れ」 区役所の一吏員としてもう老朽の域にはひりながら、家族の生計を支へるために未だに職を退くことのできぬ父であつた。
岸田國士 青空文庫
彼の父、京野|憲之は、在職中、師範出の、県下でも優秀な校長で通し、いわゆる政治的手腕なるものも認められていたらしく、多少は教育界のボス的存在であつたが、職を退くと、今度は、一転して、算盤を手から放さぬようになり、養鶏のかたわら、実用新案の工夫に没頭したり、怪しげな株を買い込んだりしていた。
岸田國士 光は影を 青空文庫
若し夫れ老朽者をして安んじて職を退くを得せしめ、兼て有爲の新進の爲めに路を開くには、其官職の賣買を禁ぜざるを可とすと云ふに至りては、詭辨の甚しきものなり。
原勝郎 貢院の春 青空文庫
独逸の名宰相として名高きピュロー氏がその職を退くの止むを得ざるに至ったのも、全くこの予算問題から起ったのである。
大隈重信 余が平和主義の立脚点 青空文庫
かくて私は、昭和四年七月、いったん第九師団司令部附となり金沢に謫せられ、同年八月停職処分を受けて軍職を退くことになった。
河本大作 私が張作霖を殺した 青空文庫
彼は公職を退くことを好んだ。
伝記による医学史 偉大な医師たち 青空文庫
三十年来、肌身を離したことのない捕縄も、公職を退くと同時に、生涯、二度と手にとるまいと誓って、愛縄堂に祠ってある四百余体の悪像と共に、今は、塵の中に古びてある。
吉川英治 牢獄の花嫁 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年勤めた会社を定年で職を退くことになった。
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病気を理由に、若くして公職を退く決断をした。
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職を退く前に、後任に全ての業務を引き継いだ。
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