足さばき
あしさばき
名詞
標準
footwork (in martial arts, sports, etc.)
文例 · 用例
」「足さばきがどうのこうのと言って稽古しているようですが、塀を飛び越えずに門をくぐって行ったって仔細はないし、闇夜には提灯をもって静かに歩けば溝へ落ちる心配もない。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
音楽にあわせ、ハアハア 急所の手ばたきと掛声ばかりは一人前だが、若い男が飛んで跳ねる活溌な足さばきが、その年の小母さんにできようはずはない。
— 宮本百合子 『ソヴェト同盟の三月八日』 青空文庫
靴の踵は高々と床を鳴らし、或る普通聯隊の二等大尉などは身も心も打ちこんで、手と足を働らかせながら、誰ひとり夢にも見たことのないような素晴らしい足さばきをやっていた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
窖から姿を消したお初、危なかしい吊梯子を、スルスルと見事な足さばきで上ってしまうと、諸手で、うんと突ッ張って、揚げ蓋をあげて、庫裡へ出ると、そこに、ぼんやりと行灯がともし放しになっている。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
彼女はそこにちょっと立止っていたが、立上った坪井の方へ、足さばきの揺ぎも見せないで滑るようにやっていった。
— 豊島与志雄 『常識』 青空文庫
湯のたぎる音、振袖のお嬢さんや、しぶい結城などきた奥様の静かな足さばき。
— 久坂葉子 『落ちてゆく世界』 青空文庫
かれらは一様に人生がいかに愉しいものであるか貧乏はいかにいやしいものであるかさういふ顔つきをしながら美しい足さばきをそろへあるものは青いセリイ酒を飲んだりした。
— 忘春詩集 『忘春詩集』 青空文庫
颯々とした足さばきで、金之助などは覚えてもいないというようすだった。
— 山本周五郎 『落ち梅記』 青空文庫
作例 · 標準
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