粘々
ねばねば異読 ネバネバ
副詞動詞-サ変
標準
sticky
文例 · 用例
女達が私に身を委せるとき、彼女達の感受性から海豚の粘々した動物性をうける。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
口の臭い、舌の粘々するお方がありましたら、ここに出しておきます、この芳口剤で一度|漱をして下さい。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
水は浅し、拾うのに仔細なかったでございますれども、御老体が飛んだ苦労をなさいましたのは……夜具部屋から、膠々粘々を筋を引いて、時なりませぬ蛞蝓の大きなのが一匹……ずるずるとあとを輪取って、舐廻って、ちょうど簪の見当の欄干の裏へ這込んだのが、屈んだ鼻のさきに見えました。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
この四五日、引続く暑さと云うは、日中は硝子を焼くが如く、嚇と晴れて照着ける、が、夕凪とともに曇よりと、水も空も疲れたように、ぐったりと雲がだらけて、煤色の飴の如く粘々と掻曇って、日が暮れると墨を流し、海の波は漆を畝らす。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
仙人が、あの廣い袖の中から、眞紅な、粘々した、艷のある、蛇の鱗のやうな編方した、一條の紐を出して絲ほどにも、身の動きませんほど、手足を其の大木に確乎結へて、綿の丸けた球を、口の中へ捻込みましたので、聲も出なくなりました。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
縞がらは分らないが、くすんだ装で、青磁色の中折帽を前のめりにした小造な、痩せた、形の粘々とした男であった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
かくて、手を取って引立てられた――宰八が見た飛石は、魅せられた仁右衛門の幻の目に、すなわち御新姐の胸であったのである、足もまだ粘々する、手はこの通り血だらけじゃ、と戦いたが、行燈に透かすと夜露に曝れて白けていた。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
しばらく経つと、重さに半ば枕に埋んで、がっくりとした我が頭髪が、その※……ともつかぬ水分を受けるにや、じとりと濡れて、粘々とするように思われた。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
作例 · 標準
この食べ物は、口に入れるとねばねばする。
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夏の暑さで体がねばねばする。
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納豆はねばねばしていて、好き嫌いが分かれる。
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標準
stickiness
作例 · 標準
納豆のねばねばが健康に良いと言われている。
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この糊はねばねばが強くて、しっかりと接着する。
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暑さで汗のねばねばが不快だ。
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