出盛る
でさかる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to come into season (of fruit, etc.)
文例 · 用例
……そこへ出盛る蕈らしいから、霜を越すという意味か、それともこの蕈が生えると霜が降る……霜を起すと言うのかと、その時、考うる隙もあらせず、「旦那さんどうですね。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
人の出盛る頃に運悪い夕立が来て、売物の扇子を濡らしてはと慌てゝしまいこみ、大風呂敷を背負ったまゝあるしもたやの軒先に雨宿りした、が、何の因果かそこは妹のまつ枝が女中奉公している家だった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
かしらの二日は大粒の雨が、ちょうど夜店の出盛る頃に、ぱらぱら生暖い風に吹きつけたために――その癖すぐに晴れたけれども――丸潰れとなった。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
太鼓に、鉦に、ひしひしと、打寄する跫音の、遠巻きめいて、遥に淀川にも響くと聞きしは、誓文払いに出盛る人数。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
かれは三五郎と松吉にささやいて、異人と二人の男とのあとを追ってゆくと、廓内はいろいろ人の出盛る時刻となって、ややもすると其の混雑のなかで相手を見うしないそうになったが、丈のたかい異人を道連れにしているので、勝蔵らはその尾行者の眼から逃がれることが出来なかった。
— 異人の首 『半七捕物帳』 青空文庫
これから人が出盛るのに、降らせ度くないものだな、などゝ往来の人が話して居た。
— 牧野信一 『秋雨の絶間』 青空文庫
当日の夜はまた一層の人出で、八時から九時頃にかけて出盛る。
— 熊手を拵えて売ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
その晩も滝本は、人の出盛る時刻になると庭先に出て、木陰から街道を眺めてゐた。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
作例 · 標準
夏になると、美味しい桃が出盛る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
市場には新鮮な魚介類が出盛っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
新聞には「春の山菜が出盛る」という記事が載っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
to come out in large numbers (of people)
作例 · 標準
桜の季節には、花見客が大勢出盛る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
イベント会場には、家族連れや若者が出盛っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
休日になると、公園は遊びに来る子供たちで出盛る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash