あれから
あれから
副詞
標準
since then
文例 · 用例
キツトその蘭人があれから先づ己の国に帰つて又日本に来る途中で自分の戦勝を聞き、取り敢へず祝の品を持つて来たのだらうと思つた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
二人はあれからは大分老いて見えた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
私は、かう見えても、あなたに御恩がへしをしたくて、あれから毎日毎晩、この濱へ來て若旦那のおいでを待つてゐたのだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」「さう、誰かにいたづらされて口に怪我をしたやうだが、あれから、さつぱりこのへんに姿を見せんぢやないか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
本当に久し振りだなァ」 「あれから丁度二十年経つよ」 「二十年、そんなになるかな。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
さうしてあれから我々は長いこと騎つてきた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
きのうもあれから万年町の方をすっかり猟ってみたが、どこにもそんな御符売りらしい奴は泊っていねえんです。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
あれから毎日張り込んでいるんですけれど、野郎は影も形も見せないんです。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫