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名詞
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標準
文例 · 用例
むしろディオニソス的なる、奔放不の自由を欲求してゐた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
かれが天稟の楽人ならば、われも不の作家である。
太宰治 盲人独笑 青空文庫
ただこれぎりなら夏らしくもないが、さて一種の濁った色の霞のようなものが、雲と雲との間をかき乱して、すべての空の模様を動揺、参差、任放、錯雑のありさまとなし、雲を劈く光線と雲より放つ陰翳とが彼方此方に交叉して、不奔逸の気がいずこともなく空中に微動している。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
要するに西鶴が冷静|不な自分自身の眼で事物の真相を洞察し、実証のない存在を蹴飛ばして眼前現存の事実の上に立って世界の縮図を書き上げようとしている点が、ある意味で科学的と云っても大した不都合はないと思われる。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
津田君といえども伝習の絆を脱却するのは困難である。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
放縦に大胆に、不、専横に、心のままにして差支えない。
泉鏡花 海神別荘 青空文庫
でもそういう責任や絆を感ずれば感ずる程また一方に家庭への反逆心も起ろうというもんです。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
窮屈な絆の暑さのない所には自由の涼しさもあるはずはない。
寺田寅彦 涼味数題 青空文庫