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眉色

まゆいろ
名詞
1
標準
文例 · 用例
そして、その兄が、酒興ではなく、大勢のまえで、こう苦悶するのを見、何でわれわれに否やがあろう、と一せいに、兄の恋を励ますような眉色をたたえた。
吉川英治 平の将門 青空文庫
しかし短檠の光に照らされたその風貌をみるに、色こそ雨露にさらされて下人のごとく日にやけているが、双眸らんとして人を射るの光があり、眉色うるしのごとく濃く、頬麗丹脣にして威のあるようす、どうみても、尋常人でないことだけはたしかである。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
……」 戴宗の報告を聞きすました満座の眉色は、一瞬、しいんと恩人の受難を傷み、また鬱々たる義憤に燃えた。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
大臣|蔡京は、憂いにみちた眉色で、白虎節堂の大臣席に着席している。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
この人々の眉色から察するに、前線での戦いは、明らかに、味方の大敗であったに違いなかった。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
三名はさっと眉色を変えた。
第七分冊 新書太閤記 青空文庫
やや憤然たる眉色さえ見せて、「お館の御意は測られませぬが、お答え通り申し上ぐるでおざろう」 余談は何ひとつ交えず、すぐ帰って行った。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫
そこへ堀秀政の詳報が着き、諸将の眉色も凡ならぬものを現わしたが、秀吉もまた、瀬兵衛戦死の報に接しては、「……惜しいことを」 一瞬、瞑目していた。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫