暢気
のんき
形容動詞
標準
文例 · 用例
従ってまだまだ暢気なもので、人前を繕うと云う様な心持は極めて少なかった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
」「静岡は暢気でしょう、ほほほほほ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
置いて行けとなら、置いて……」「暢気で怒る事も出来はしない。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
身に染みて下さいな、ね……」「何が暢気だろう、このくらい暢気でない事はない。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
そして迷子になったか、魔に捉られたか、知れもしないのに、稚な者は、暢気じゃありませんか。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
新春の読ものだからといって、暢気らしい。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
(どッこいしよ、)と暢気なかけ声で、其の流の石の上を飛々に伝つて来たのは、呉座の尻当をした、何にもつけない天秤棒を片手で担いだ百姓ぢや。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
」 「併し折角帰って来たんだから俺ァお半の処へ一寸寄って行きてえなァ」 「この野郎暢気な事云ってやがらァ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫