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青丸

あおまる
名詞
1
標準
文例 · 用例
妻は、シンガーミシンを踏むことが巧であつた、青丸には、いつもあたらしい布地に、美しい色糸でさ/″\まな図案の胸飾をした、涎掛を、つくつてゐる。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
食後、私は何かしら彼女と青丸との心を浮き立たせなければ、申訳のないやうな気持になつた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
晩酌の酔ひも手伝つて、私は着物をぬぎ捨て、猿股ひとつになつて、青丸の前に、ワンワンと犬のほえる真似をして、座敷中を四ツんばいになつて駈廻つた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
うなり声をたて、坐つてゐる青丸の頭上を、幾度も跳躍した。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
青丸は上機嫌で、声を立てゝ可愛らしく笑つた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
妻はたいして愉快でもないらしく、折々青丸に調子を合せて、苦笑するにすぎなかつた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
青丸にむかつて、かういつて踊りだしたが、小さい青丸は私の舞踊のよさは到底理解出来ないので、私は実は彼女にむかつての公開であつたのだ。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
だが私は、外出から帰り、青丸の新調のよだれ掛けをほめる前に ――青丸の額の、禿あがり具合まで、俺にそつくりぢやないか。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫