筵織
むしろおり
名詞
標準
文例 · 用例
・霜枯れの菜葉畑も春がうごいてゐる雨・ここでもそこでも筵織る音のあたゝかい雨 二月六日 晴、小雪ちらりほらり。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
店先へ立ち迎えて見ると、客は察しに違わぬ金之助で、今日は紺の縞羅紗の背広に筵織りのズボン、鳥打帽子を片手に、お光の請ずるまま座敷へ通ったが、後見送った若衆の為さんは、忌々しそうに舌打ち一つ、手拭肩にプイと銭湯へ出て行くのであった。
— 小栗風葉 『深川女房』 青空文庫
ここ両三年は馬上に長槍をとって、忘れはてていたが、幼少から衣食してきた生業の莚織の機は、今なお、この故郷の家では休んでいなかった。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫