闘茶
とうちゃ
名詞
標準
tea-tasting contest
文例 · 用例
花競べ、歌競べ、虫競べなどの遊戯にならって、十種二十種の国々の銘茶をそろえ、香気や色味をのみくらべるのを“闘茶”といい、その闘茶にはまた、莫大な賭け物をかけたりする婆娑羅な人々もあるとは――高氏も、聞きおよんでいたことだった。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
けれどいま、道誉が彼をみちびいた離れは、田舎びた無仏の一堂で、一幅の壁画と、棚には錫の茶壺、天目形の碗などがみえ、庭園の休み所らしい趣はあるが、闘茶の茶寄合の俗風はどこにもない。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
――女狩りばかりが能でもあるまい」 と、一|夕、佐女牛の邸に、闘茶の会を催して、在京の諸大将を招待した。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
たとえば、この長陣中には、ひそかに江口、神崎あたりから遊女の群れを連れて来て、陣幕のうちにかくしている将もあり、囲碁、連歌、闘茶の娯楽などは公然な風だったので、長崎は、たびたび、「鎌倉の聞えもある。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
闘茶か、立花(生け花)か。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
近ごろ大流行の茶寄合、つまり闘茶、あれは茶の銘を飲みわけて、中った外れたと、一夜に数千貫のかねやら賭物をうごかす博奕だ。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
彼が道楽に創めた立花(生け花)、闘茶(茶道)なども、やがて観世清次どのの舞能のごとく、案外、ゆくすえ世の文化に大きな開花を見せるやも知れません。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
そうして、「おとうちゃん」と呼びかけては、何かしら片言で話している。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
作例 · 標準
彼は全国闘茶大会で優勝し、その名を轟かせた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
京都では古くから、茶の品質を競う闘茶が楽しまれてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
闘茶の審査員は、お茶の微妙な味の違いを正確に識別する能力が求められる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
闘茶(とうちゃ)とは、茶の点て方や、茶を飲んで香りや味から産地を推測するなどして、勝敗を競う遊び。中世から近世にかけて流行した。日本では回茶、飲茶勝負、茶寄合、茶湯勝負、貢茶などとも呼ばれ、現代でも茶の産地を鑑定する「茶歌舞伎」が行われている。中国では茗茶、銘闘などの異名がある。
出典: 闘茶 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0