盗み聞く
ぬすみきく
動詞
標準
文例 · 用例
処へ駕籠で来た敬四郎と松公とは、右門を見て茶店の片隅へ隠れてそッと盗み聞く。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
二人の話を盗み聞くように。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
夜もすがら、酒を飲ませ、肉を喰わせつつ、思う存分に、エロチッシュを語らせて、それを一室にあって盗み聞くお銀様は、かくてまたこの事に得ならぬ会心と昂奮とを覚えたようです。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
正直な人々の方に身を置いて、社会の戸口に耳を澄ますと、外にいる者らの対話を盗み聞くことができる。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
盗み聞く私達も、真剣に聞入っていた。
— 江戸川乱歩 『何者』 青空文庫
わしは、それを盗み聞くと、ギクンと、心臓が喉の所へ飛上る様な気がした。
— 江戸川乱歩 『白髪鬼』 青空文庫