グプタ朝
グプタちょう
名詞
標準
Gupta dynasty (of India, approx. 320-600 CE)
文例 · 用例
シナの美術が全面的にギリシア美術の精神を生かしてきたのは、ガンダーラが廃滅に帰した後、恐らく二世紀以上もたってから、玄弉が中インドのグプタ朝の文化を大仕掛けに輸入した後のことらしい。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
その証拠に月氏についで北インドを統治したグプタ朝のバラモン的インド教は、古昔のバラモン教と全然面目を異にして、むしろディオニュソス礼拝やアフロディテ礼拝に近い。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
グプタ朝の芸術がインド芸術の絶頂であるのは、永い間の文化混融がそこに結晶したからである。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
紀元後五世紀ごろグプタ朝の最盛期に出たカリダアサの戯曲は、ヘレニズムよりルネッサンスに至るまでの欧州に全然その匹儔を見ないほどの傑作だと言われているが、自然と人間とを超越しようと企てるインド風の生活を題材としているにかかわらず、描写の仕方は決して超自然的超人間的ではない。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
グプタ朝の最盛期は北魏の時代に当たっているが、その時代には西域人の来朝が少なくない。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
十七奈良京の現状、聖観音の作者――玄弉三蔵――グプタ朝の芸術、西域人の共働――聖観音の作者――薬師寺について――神を人の姿に――S氏の話 薬師寺の裏門から六条村へ出て、それからまっすぐに東へ、佐保川の流域である泥田の原のなかの道を、俥にゆられながら帰る。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
しかるに玄弉がグプタ朝美術の様式を輸入した後には、美術は突如としてガンダーラの気分を生かし始めた。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
しかもグプタ朝の美術よりは明らかに宗教的な、端正な、またガンダーラ美術よりははるかに古典的で精練された初唐の美術を形造るに至った。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
作例 · 標準
グプタ朝の最盛期には、数学や天文学などの科学技術が飛躍的に発展した。
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仏教とヒンドゥー教が共存していたグプタ朝では、宗教的な寛容さが保たれていた。
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サンスクリット文学の最高峰とされるカーリダーサは、グプタ朝の宮廷詩人として活躍した。
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