肺活量
はいかつりょう
名詞
標準
lung capacity
文例 · 用例
」 理由をきかれると説明に困る、と慶一は不安だったが、先生は、「わたしの肺活量、いくつだと思っているの。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
日常生活の緊張から云っても、複雑さから云っても、刺戟のつよさから云っても、人々は文学にこれまでより肺活量の多いものを、生活力の旺なものを要求する心理にある。
— 宮本百合子 『文学の流れ』 青空文庫
この作品が道具立てとしてはさまざまの社会相の面にふれ、アクつよきものの諸典型を紹介しようと試みつつ、行間から立ちのぼって最後に一貫した印象として読者にのこされるものは、ある動的なもの、強靭で、肺活量の多いものを求めている作者の主観的翹望であるゆえんである。
— 宮本百合子 『十月の文芸時評』 青空文庫
文学がその作家の文学的性格の強靭さの故によるというよりは寧ろ、世間を渡る肺活量の大きさで物をいうという現象は、文化と文学のこととして何と解釈され、何と反省されなければならないことであるのだろうか。
— 宮本百合子 『昭和の十四年間』 青空文庫
肺活量を大きくしなければいけません。
— 豊島与志雄 『エスキス』 青空文庫
ただ残された問題は、肺活量を大きくすることです。
— 豊島与志雄 『エスキス』 青空文庫
蔽いかぶさった灰色の低い空、深々と湛えたミルク色の海、際知れぬ遠くからくる冷い気流、そのなかに峙立った巖の上で、錆びくちた鉄柵にかこまれて、彼等は十分間の自由に嬉々として、彼等の肺活量一杯に、妖精の叫びを挙げるのです……。
— 豊島与志雄 『エスキス』 青空文庫
隅っこに引込んで樹の枝の下から肺活量の足りない声が休日の労働者のまばらなかたまりの上に散った。
— 宮本百合子 『ロンドン一九二九年』 青空文庫
作例 · 標準
吹奏楽部に入ってから毎日腹式呼吸の練習をしていたら、肺活量がかなり増えた。
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水泳選手は、一般の人に比べて驚くほど大きな肺活量を持っている。
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健康診断の結果、肺活量が実年齢より若くて丈夫だと言われて安心した。
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