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金色夜叉

こんじきやしゃ
名詞
1
標準
The Golden Demon (1897 novel by Ozaki Kōyō)
文例 · 用例
去年見た新解釈「金色夜叉」の芝居で柳永二郎の富山がお宮の母と貫一の絶縁条件を値踏みしなが「二万円もやりぁいいでしょう」と云ったあの舞台面は多分ここをモデルにしたものらしいと思われた。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
私が出かけた温泉地は、むかし、尾崎紅葉の遊んだ土地で、ここの海岸が金色夜叉という傑作の背景になった。
太宰治 断崖の錯覚 青空文庫
むかし、尾崎紅葉もここへ泊ったそうで、彼の金色夜叉の原稿が、立派な額縁のなかにいれられて、帳場の長押のうえにかかっていた。
太宰治 断崖の錯覚 青空文庫
百年の後には「金色夜叉」でも「不如帰」でもやはり古典になってしまうであろう、義太夫音楽でも時とともに少しずつその形式を進化させて行けば「モロッコ」や「街の灯」の浄瑠璃化も必ずしも不可能ではないであろう。
寺田寅彦 生ける人形 青空文庫
金色夜叉中編のお宮は、この姿で、雪見燈籠を小楯に、寒ざきつゝじの茂みに裾を隱して立つのだから――庭に、築山がかりの景色はあるが、燈籠がないからと、故らに据ゑさせて、右の裝ひでスリツパで芝生を踏んで、秋空を高く睫毛に澄して、やがて雪見燈籠の笠の上にくづほれた。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
」 今、兜町に山一商會の杉野喜精氏は、先生の舊知で、その時分は名古屋の愛知銀行の――何うも私は餘り銀行にはゆかりがないから、役づきは何といふのか知らないが、追つてこの金色夜叉夫人が電話口でその人を呼だすのを聞くと、「あゝ、もし/\御支配人、……」だから御支配人であつた。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
この時、神通を顯して、討死を窮地に救つたのが、先生の紹介状の威徳で、從つて金色夜叉夫人の情であつた。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
」と唱へて、金色夜叉の愛讀者に感銘した。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
作例 · 標準
尾崎紅葉の「金色夜叉」は、明治時代の日本文学を代表する名作の一つだ。
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金色夜叉」の貫一とお宮の別れの場面は、あまりにも有名で多くの人に語り継がれている。
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彼は大学の卒論で、夏目漱石と「金色夜叉」の比較文学研究を行った。
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