霊跡
れいせき
名詞
標準
文例 · 用例
その阿耨達池の傍に在る天然の曼陀羅なるマウント・カイラスは仏教の霊跡でありますから、その霊跡に参詣するという口実を設けて行くに若くはないと考えました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
その途中のチュミク・ギャーツァ(百の泉という意味)すなわちサンスクリット語にいわゆるムクテナートと言って居る霊跡に参詣致しました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
ヒマラヤ山中の霊跡 ムクテナートというのは首の蔵め所という意味、すなわちマハーデーバの首を蔵めた所であるといって今インド教では名高い霊跡としインド教徒も仏教徒も共に霊跡として尊崇して居ります。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
だから今の中は大丈夫ですけれども、その霊跡の地を離れたならばきっとやられる虞がありますから、余程教育を旨くやっておかないといかんです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
その翌日がこの辺で名高いプレタプリーという霊跡へ参詣に行きますので、荷物並びにテント等すべての物と留守番二人をそこに残して私と娘とその親人ともう一人の女と四人で出掛けて参りました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
其舎で昼飯を済ましてその寺の僧侶に霊跡の案内を願ったところが、始めに連れて行った本堂は表四間に奥行五間位の本堂、もっとも石造で大変丈夫に出来ておるです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
で参詣者はこれは霊跡の薬であると言って持って帰るです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
私はその阿弥陀如来に参拝して阿弥陀経一巻を読みそれからその寺の霊跡を尋ねて立ち出た。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫