月代
さかやき異読 つきしろ
名詞
標準
top part of the head that is shaved from the forehead to the crown
文例 · 用例
犀星の評によれば、僕もまた彼と同じく、馬込村に於ける劍客の一人であるさうだが、僕がもし武士としても、月代をのばした浪人組の部類であつて、彼の藩士の眼から見れば、一個の浮浪人にすぎないだらう。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に就いて』 青空文庫
仲蔵とか云うのは」T「てめえの顎の青髯 に其の五分|月代」 仲蔵ヘーイと自分のズラを気にする。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
月代と鬚は近頃剃ったものらしいが、何を使ってどうして剃ったものか、アチコチに切込疵だらけで、ところマンダラに毛が残っているのが、ホコリだらけの町人|髪。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
切込みだらけの鬚と月代を撫でまわしながら相手と同じくらいに痛み入っている様子……。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
――呼声は朱鞘の大刀、黒羽二重、五分月代に似ているが、すでにのさのさである程なれば、そうした凄味な仲蔵ではない。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
六 あたかもその時、役者の名の余白に描いた、福面女、瓢箪男の端をばさりと捲ると、月代茶色に、半白のちょん髷仮髪で、眉毛の下った十ばかりの男の児が、渋団扇の柄を引掴んで、ひょこりと登場。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
月代が真青で、鬢の膨れた色身な手代、うんざり鬢の侠が一人、これが前へ立って、コトン、コトンと棒を突く。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
中の青月代が、提灯を持替えて、「はい、はい。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
作例 · 標準
時代劇の登場人物は、皆、月代を剃っている。
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昔の武士は、髷を結うために月代を剃っていた。
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月代を綺麗に剃るのは、かなりの技術が必要だ。
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