校生
こうしょう
名詞
標準
文例 · 用例
何故ならばSの生涯を誤らした、不吉な厭人的情操や病鬱的精神や、その他のもろもろの惡しき苗は、その學校生活の小社會的環境によつて、ひとへに育まれたものであるから。
— 萩原朔太郎 『非論理的性格の悲哀』 青空文庫
全校生徒、百五十人くらいの学校の気持。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
そしてそれらの勇士を弔う唱歌の女学校生徒の合唱などがいっそう若い頭を感傷的にしたものである。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
しかし白粉気のない顔の表情はどこかそこらの高等女学校生徒などと比べては年の割にふけて見えるのである。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
しかし中等学校を卒業しないうちに学校生活が一時中断するようになったというのは、彼の家族一同がイタリアへ移住する事になったのである。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
数学嫌いの生徒は日本に限らないと見えて、モスコフスキーの云うところに拠ると、かなりはしっこい頭でありながら、数学にかけてはまるで低能で、学校生活中に襲われた数学の悪夢に生涯取り付かれてうなされる人が多いらしい。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
二十年の学校生活に暇乞をしてから以来、何かの機会に『老子』というものも一遍は覗いてみたいと思い立ったことは何度もあった。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
そういう方面から考えて行くと、同時代に生れて同様な趣味や目的をもって、同じ学校生活を果した後に、また同じような雰囲気の中に働いて来たものが多少生理的にも共通な点を具えていて、そしてある同じ時期に死病に襲われるという事は、全く偶然の所産としてしまうほどに偶然とも思われない。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫